簿記の名人 〜無料入門講座〜 | ||||||||||||||||
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取引 ☆簿記の取引 取引とは、商人と商人、または、商人と客との間で行われる経済行為のこと、 互いに利益を得られるよう交渉すること。などと言われております。 では、簿記の取引とは、どのようなことを指すのでしょうか? 簿記とは、ある経済主体(企業や個人事業者など)が、経済活動を帳簿に記 録し、一定期間の経営成績や一定時点の財政状態を計算 し、財務諸表を作成 するための技法をいいます。 そして、一定期間の経営成績を表した損益計算書は、収益、費用及び純利益 (純損失)で構成されており、一定時点の財政状態を表した貸借対照表は、資産、 負債及び資本で構成されております。 つまり、簿記とは、収益、費用、資産、負債、資本の増加や減少(発生)を表すた めに、記録することといえます。 よって、簿記の取引とは、資産・負債・資本の増減や収益・費用を発生させる事 柄です。 ☆取引の要素(取引の8要素) では、簿記の取引の要素を整理しましょう。 借方(仕訳の左側)の要素は、以下のとおりです。 ・資産の増加 ・負債の減少 ・資本の減少 ・費用の発生 貸方(仕訳の右側)の要素は、以下のとおりです。 ・資産の減少 ・負債の増加 ・資本の増加 ・収益の発生 このように、簿記の取引は、8つの要素があり、 これを、取引の8要素といいます。 ☆まとめ 仕訳をするときは、取引の8要素を頭に入っていると誤りにくく なります。 常に、資産・負債・資本・収益・費用の増減や発生について、意 識しましょう。 |