ニューヨーク  簿記の名人 〜無料入門講座〜 
HOME 最新ニュース ブログ お問い合わせ リンク集
 
メニュー
     
 ・ はじめに
 ・ 講座1
   (簿記の基本原理)
 ・ 講座2
   (諸取引の処理)
 ・ 講座3
   (決算)
 ・ 問題
 ・ 勘定科目
 ・ 用語集
 ・ 資格取得の秘訣
 ・ おすすめ書籍
 ・ コラム
 ・ Q&A
 ・ その他


 

 ・HOME > 講座1 > 勘定1

                      勘定1


    ☆勘定とは
    
     勘定とは、取引により、増減する資産、負債、資本、収益、費用をわかりやす
    く記載した集計表をいい、以下のようなT字型のボックスの表です。
     
 
     ※現金の勘定

 
     (借方)           現 金          (貸方)
     ――――――――――――――――――――――
                       |   
                      |

  
     では、なぜ、勘定が必要なのか、わかりますか?

     簿記は、収益、費用、資産、負債、資本の増加や減少(発生)を表すために記
    録しますが、記録しただけでは、各科目がどれくらい増減したのか、すぐに、把握
    できません。
   
     そこで、勘定が活躍するのです。
   
     具体的に見てみましょう。
 
     以下の取引があったとします。
    
     ・ 現金の期首(1/1)残高が1,000円
     ・ 2/1 商品500円を買い入れ、代金は現金で支払った。
     ・ 3/7 売掛金800円を現金で受け取った。  
     ・ 4/8 買掛金700円を現金で支払った。
     ・ 8/8 商品2,000円を販売し、代金は現金で受け取った。

     その場合の仕訳は以下のとおりとなります。
      (みなさんも仕訳をしてください。))




     (借方)仕入   500  / (貸方)現金   500
     (借方)現金   800  / (貸方)売掛金 800
     (借方)買掛金 700  / (貸方)現金   700
     (借方)現金  2,000  / (貸方)売上  2,000



     次に、この仕訳の結果を勘定に記載していきます。
     (これを転記といいます。)

     現金を例にします。
      
     現金は、資産なので、借方は資産の増加、貸方は資産の減少
    ですよね。 
   

     (借方)             資 産            (貸方)
     ――――――――――――――――――――――――
              増加(+)   |    減少(−)
    

     よって、現金を転記すると、以下のとおりとなります。
     (転記の際、日付と相手勘定科目も記載します。)


                      現 金
     ――――――――――――――――――――――――
     1/1 期首残高 1,000     |  2/1 仕入  500
     3/7 売掛金    800     | 4/8 買掛金 700
     8/8 売上     2,000     |

     
     勘定を作成することで、8/8の現金残高は、2,600円と即座に
    把握できます。

      ※借方と貸方の差額が現金の残高となる。
      (1,000+800+2,000)−(500+700)= 2,600

    
    最後に勘定に関係する用語を紹介します。

   ☆勘定科目とは
    勘定科目とは、資産、負債、資本、収益、費用の具体的な内容
   を表したものです。
    
    先ほどから、例としている「現金」は資産の勘定科目の一つです。

   
   ☆総勘定元帳とは
    総勘定元帳とは、すべての勘定を記載し、管理している帳簿です。
    単に元帳とも呼びます。

       





※クリックすると機能します。(IEのみ)

簿記の名人のホームページはリンクフリーです。

Copyright2008(C) bokinomeijin/all rights reserved