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貸付金・借入金及び前受金・前払金 ★貸付金とは（勘定科目でいう貸付金とは） 金銭を貸し付けた場合の債権を貸付金といいます。 財務諸表上では、一年以内に返済期限が到来するものを短期貸付金といい、 一年を超えるものは長期貸付金と区別して処理します。 ★借入金とは（勘定科目でいう借入金とは） 金銭を借り入れた場合の債務を借入金といいます。 財務諸表上では、一年以内に返済期限が到来するものを短期借入金といい、 一年を超えるものは長期借入金と区別して処理します。 ★前払金とは（勘定科目でいう前払金とは） 商品を売買する際、内金や手付金が支払われる場合があります。 その支払った内金や手付金を前払金といいます。 ちなみに、内金を支払った場合、支払った側は、商品を受け取る権利が生じま す。 ★前受金とは（勘定科目でいう前受金とは） 商品を売買する際、内金や手付金が受け取る場合があります。 その受け取った内金や手付金を前受金といいます。 ちなみに、内金を受け取った、受け取った側は、商品を引き渡す義務が生じま す。 では、具体的に取引と仕訳を説明します。 １ Ａ商店は、Ｂ商店に現金500,000円を貸し付けた。 ２ Ａ商店は、Ｂ商店から上記貸付金を利息5,000円とともに現金で受け取った。 ３ Ａ商店は、Ｂ商店へＺ商品の手付金として、60,000円を現金で支払った。 ４ Ａ商店は、上記Ｚ商品を受け取り、残金100,000円を小切手で支払った。 【仕訳】 １ Ａ商店 （借方）貸付金 500,000 ／ （貸方）現金 500,000 Ｂ商店 （借方）現金 500,000 ／ （貸方）借入金 500,000 ２ Ａ商店 （借方）現金 505,000 ／ （貸方）貸付金 500,000 受取利息 5,000 Ｂ商店 （借方）借入金 500,000 ／ （貸方）現金 505,000 支払利息 5,000 ３ Ａ商店 （借方）前払金 60,000 ／ （貸方）現金 60,000 Ｂ商店 （借方）現金 60,000 ／ （貸方）前受金 60,000 ４ Ａ商店 （借方）仕入 160,000 ／ （貸方）当座預金 100,000 前払金 60,000 Ｂ商店 （借方）当座預金 100,000 ／ （貸方）売上 160,000 前受金 60,000 |
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